効率良く仕事を進めるためのエンジニアの仕事術

IT業界のエンジニアにとって、複数プロジェクトを掛け持ちして進行していくことは、割とよく見られる光景です。
こういった状況で効率良く仕事をこなすためには、スケジュール管理をしっかりと行うことが基本であり、奥義でもあります。スケジュール管理がしっかりとできていないと、納期に遅れる事態となったり、長時間残業が常態化してしまったりと大きな弊害を生む要因となります。

スケジュール管理の基本は、無理のないスケジュールを組むことです。そのためにはまず今自分が抱えているプロジェクトの納期を全てスケジュールに記帳しましょう。そして、一つのプロジェクトを納期までに終わらせるには、1日にどれだけプロジェクトを進めたらよいか納期から逆算し、何をどこまでやるかをスケジュールに書き込みます。そうすることでその日にやるべきことを明らかになるので、それを順にこなしていきましょう。

このスケジュール管理のポイントとして、バッファーを設けることが肝要です。バッファーとは、何か突発的なトラブルが生じて作業が大幅に遅れた際に、それを取り戻すための予備日のことです。この予備日があることで余裕のあるスケジュール管理が可能になります。もちろん1日分スケジュールを空けておくのは難しいと思われますので、例えば毎週水曜日の休憩明けの2時間はバッファーとするというように、週に数時間だけでもスケジュールを空けておくようにするとよいでしょう。